価格表付き 展示即売会図録本 マイセン磁器展 作品集 写真集 西洋陶磁易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 器 栄光の19世紀 マイセン逸品
オールドマイセン アンティークマイセン フィギュリン フィギュア
会期 2012年 10月17日~23日
会場 日本橋三越本展美術特選画廊
約48ページ
約30x21x0.6cm
フルカラー
※別刷りの価格表付き (全96点)
※会場限定
※絶版
本の出品です。やきもの作品ではありません。
作家の最上級品が販売されるデパート/百貨店個展は、
わずか7日間という短い会期の上、一部の上得意顧客・会場限定のみでしか入手できないものです。
大変貴重な、展示即売会の販売図録・個展カタログ写真集・作品集。
ヨーロッパ随一の名窯、万国博覧会など本展では華やかなりし19世紀の面影を現代に残す、
超絶技巧がこらされた飾り時計、飾り壺やポプリポット、飾り時計、フィギュリン人形、動物の置物、カップ&ソーサー、飾り皿、テーブルウェアなど、
数千万円~数百万円クラスを中心に、数十万円の小品まで名品ばかりをあつめての展示即売会。
本物真作96点の作品写真、シリーズ解説を収載。
巻末にはマイセン窯の解説、マイセンの窯印13点の窯印陶印の変遷と解説も掲載した、
西洋陶磁易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 器、マイセン磁器、西洋アンティーク、オールドマイセン、アンティークマイセン、骨董品などコレクター、
愛好家必携の大変貴重な資料本。
別刷りの価格表に全作品の販売価格掲載。
【主催者あいさつより】
1710年の開窯以来、ヨーロッパ随一の名窯としてその長い歴史を歩んできたマイセン。その栄光の歴史の中で生み出されてきた数々の名品は今もなお、人々の心を惹きつけてやみません。
特に19世紀という時代は、裕福な市民階級の台頭によって芸術や文化が大きく発展した時期であり、数多くの意匠に富んだ作品が誕生いたしました。
本展ではそのような19世紀の作品を中心として、約100余点を一堂に展覧いたします。また今回は、王政時代のヨーロッパ貴族達を熱狂させた、18世紀の貴重な初期マイセンも取り揃えることができました。
是非この機会にご高覧賜りますよう、ご案内申し上げます。
【マイセン展に寄せて】武蔵野美術大学名誉教授 美術評論家 前田正明
われわれ西洋陶芸にかかわっているものにとってマイセン磁器の名は名実共に世界の第一級の陶磁易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 器を指している。
しかも一昨年来はマイセン磁器創立300年に当り、ツヴィンガー宮殿をはじめ各地の収集先でもわたくし共には知られないような名器が顔をみせる。例えば青い絨毯に横たわる茶褐色の犬は実はロシアのエカテリーナ2世の愛犬をモデルにして形どった犬で、その体の後部の銘がなかったなら、われわれはそれがマイセンで制作された逸品と気付かずに過したであろう。
今回、日本橋三越に陳列されている作品には18世紀のはじめから19世紀に制作された柿右衛門様式や伊万里様式のものが少なくない。また、イタリアのコメディア・デラルテの小人形、フランスから伝えられたパート・シュル・パート技法の大壺など、いずれも18世紀、19世紀に制作されたものとして知られている。今回出品されている磁器の多くは18世紀、19世紀の磁器であるが、この時代の顕著な特質はその前の時代、すなわち宮廷の貴族たちの文化バロック様式や貴婦人のロココ文化に加えて新たに台頭してきた裕福な市民階級の勤勉と努力の結果が18世紀という偉大な世紀を迎えることになったのである。
そしてこのような伝統がやがてツェプナーやヴェルナーらの今世紀はじめの芸術家集団を生んだのである。
さて今回の展示品は見るべき作品も多く、今回を一つの契機としてじっくりと作品を鑑賞してもらいたいものである。
【作品解説】 一部紹介
飾り時計(天使と女神〉高さ:47cm
天使が支える球体の上には羽ペンを持つ子供、文字盤の両脇には昼と夜の女神、台座には芸術の女神が子供達と一緒に楽しそうに学んでいる微笑ましいシーンが見られる。原型は1885年にデザインされ、本作品も同じ頃に制作されたものである。色使いも柔らかく造形や貼花も美しい独特の雰囲気のある作品に仕上げられている。
飾り時計〈一日の寓意〉高さ:62.5cm
年代:1890年頃
一日の時の移り変わりを子供の姿で表現した寓意的な作品。花束を抱える朝、ぶどうとワインの杯を持った昼、宵の到来を告げる闇色のケープを纏う夕、そして収穫した麦に埋もれて穏やかに休む夜。寓意に富んだ擬人化はマイセン作品には多く登場するが、生き生きとした愛らしさを感じさせてくれる。ロココ様式を踏襲した華麗な置時計は、原型師P・ヘルミッヒによるものである。
〈ムーア人と象に乗る兵士〉高さ:39cm
原型:ケンドラー
帝政ロシアのエカテリーナⅡ世のために制作された群像。古代ローマの戦争をイメージしたと思われる。ムーア人の小姓が操る巨象の上の奥から、兵士たちが敵に立ち向かう様子を勇壮に表現されている。マイセンを代表する名造形師、JJ.ケンドラーによる原型は、1773年頃と思われる。
〈スピンクス〉一対 高さ:上23cm下22.5cm
原型:アシェ
白いスカーフをつけ、立派な金のタッセル飾りのついた衣装をまとったスピンクス。百獣の王ライオンの肢体と、美しい女性の乳房と頭部を組み合わせたギリシャ神話上のモチーフである。背中には子供達が花綱を持ち、羊の頭部で装飾された鉢にはたくさんの花々が飾られていて、春祭りを待つかのようである。スピンクスと子供の構図は、フランスの彫刻家ジャック・サラザンの17世紀の作品によって広められ、現在のベルサイユ宮殿の庭園においてもその作風は確認できる。マイセンでの原型はフランスから来た成形師アシエによるもので、その意匠を手本にしたと思われる。また、オリジナルはロシアの女帝エカテリーナⅡ世の注文によって、1774年頃に制作されたものである。
パート・シュル・パート人魚文飾り壺 一対 高さ:58.5cm
淡いブルーの地にパート・シュル・パート技法で絵付けを施した飾り壺。薄く溶いた磁土を塗り重ねて表現するパート・シュル・パート技法は、マイセンでは1878年に取り入れられるようになり、以降19世紀末にかけて、非常に芸術性の高い、絵画的表現を完成させていくようになる。シンメトリーに配置された人魚たちが美しく、ユーゲントスティール期の流れるように流麗な装飾も素晴らしい。
ポプリポット〈猿と葡萄〉高さ:33.5cm
原型:エバーライン
バスケット状に網目のレリーフが入ったロココ調のポプリポット。葡萄の木が全体を覆い、蓋には小鳥がさえずり、枝に掴まり葡萄の実を食べる猿が木の下で葡萄を収穫する母子の姿を見つめているという慈愛に満ちた作品である。中央にはフランス宮廷画家ワトーの作風をもとにした雅園図が絵付けされ、作品を一層引き立てている。原型デザインは1747年、エバーラインによる。
柿右衛門様式花鳥文大壺高さ:46cm
年代:1730年頃
日本や中国の陶磁易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 器に強い憧れを抱いていたアウグスト強王は、「磁器の城」を作る事を目的に、マイセン製作所に命じて大量の東洋陶磁易碎品限空運,非易碎品可使用海運。 の写しを作らせた。柿右衛門写しの作品は数多く制作されたが、それらはオリジナルに比してどことなくヨーロッパ風を思わせる作品となっており、独特の様式美を感じさせる。底面にはアウグスト強王を意味するARを組み合わせたモノグラムが入っている。
シノワズリー人物文ティーポット高さ:9.5cm
年代:1730年頃
シノワズリーとは17世紀から18世紀にかけてヨーロッパ宮廷で大流行した異国趣味のことで、ヨーロッパ人の夢想する東洋世界をモチーフにしているものである。1720年頃ウィーンから来た絵付師J.G.ヘロルトによる独特なシノワズリーの人物図は、マイセンを代表するモチーフのひとつとなった。
港湾風景文八角皿高さ:22.5cm
年代:1740年頃
19世紀の所有者の名前にちなんで「クリスティーミラー・サービス」と呼ばれるものの1ピースである。同時代の他のサービスに比して、群を抜く華やかで美しい装飾で知られる。豪華な金彩を施し、窓絵を多く設けて細密な風景図を描いた装飾は、シノワズリーに続いて流行した、ヨーロッパ風景図文様の頂点を代表する作品である。
〈パゴダ〉高さ:32cm
原型:ケンドラー
パゴダとは東南アジアでは仏塔を意味するが、マイセンでは布袋様のような坐像をパゴダと呼ぶ。原型はアウグスト強王の日本宮殿を飾るため、1730年頃にケンドラーによって制作された。豊かな体に大きな福耳、東洋的な顔つきでにっこりと笑う釣り目が象徴的で、また胡坐をかいた三角形の構図は作品に安定感を与えている。手や頭は分銅によってゆったりと揺れ動き、頭の動きに伴って舌も動くようになっている。宮廷では部屋の装飾としてだけでなく、富の象徴としても好まれたマイセンの代表的な作品である。
東洋人デスクセット高さ:30cm
原型:メイヤー
ロココ様式のレリーフにドイツの花が描かれたトレイの上に、日傘を持つヨーロッパ人とクッションに座る東洋人、そして両脇に唐子のインク墨水為液體,無法國際運送,請下標前注意。入れとインク墨水為液體,無法國際運送,請下標前注意。を乾かすための砂入れが置かれたインク墨水為液體,無法國際運送,請下標前注意。セット。1745年にマイヤーによって考案され、1762年にプロイセンのフリードリッヒ大王の書斎を飾るために制作された。東洋趣味とヨーロッパ文化を融合させた稀な作品である。
ほか
【マイセンの窯の歴史】
16世紀のヨーロッパ社会では、純白の地肌を持つ東洋の硬質磁器は人々の垂涎の的であった。東洋磁器の大コレクターであるザクセン侯アウグストゥス2世は磁器の制作に情熱を傾け、錬金術師であるベットガーに開発を命じた。1709年ベットガーはこれに成功し、1710年エルベ河畔のマイセンの地にヨーロッパ初の磁器工場が設立され、それ以降ヨーロッパ随一の名声を今日まで保ち続けている。
特に最盛期は18世紀中期で、絵付師のヘロルト、原型制作者のケンドラー、キルヒナー等が活躍した。
初期の絵付は中国の五彩や日本の柿右衛門写し、又以降はロココ風の装飾的な主題の作品が多く、磁器人形と共にマイセンの評価を高めている。
【マイセン窯印の変遷】
1720年~ 窯印を年代順に13点掲載
【価格表より】全作品の販売価格掲載
表紙 作品飾り時計〈一日の寓意〉
飾り時計〈天使と女神〉
飾り時針〈フローラとクロノス〉
瑠璃金彩女性像飾り時計
〈ムーア人と象に乗る兵士〉
〈スピンクス〉一対 スフィンクス
〈陽気なテーラー〉
パート・シュル・パート人魚文飾り壺一対
パート・シュル・パート女性文飾り皿
パート・シュル・パート天使文蓋物
パート・シュル・パート天使文小飾り壺
両手人面付飾り壺 一対〈三美神〉
ホワイトエナメル飾り壺 一対
〈ロシアングレイハウンド〉
金彩王冠付蓋物
飾り皿〈花と果実〉
ポプリポット〈猿と葡萄〉
花飾りポプリポット
花飾りポプリポット
花飾りポプリポット 一対
蓋付果実花飾り壺
花文花飾り鉢
花飾りミニテーブル
鏡〈忘れな草と天使〉
鏡〈二人の天使〉
花飾りコンポート
柿右衛門様式花鳥文大壺
柿右衛門様式栗鼠と葡萄文飾り皿
花龍文飾り皿
シノワズリー人物文ティーポット
中国人物文ティーボール&ソーサー
中国人物文両手チョコレートカップ&ソーサー
港湾風景文八角皿
ワトー人物文八角皿
グリーンワトー人物文大皿
〈磔刑のキリスト〉
〈ハーレクインアンシェン〉
〈ニセ医者〉
〈スカパン〉
〈子供のイタリアンコメディ〉
〈子供のスカパン〉
〈子供のドクターポロアード〉
〈グッドマザー〉
〈恋人達〉
〈豹と子供〉
〈子供の画家〉
〈小さな恋人達〉
赤龍文飾り皿
柿右衛門様式竹虎文飾り皿
染付岩に鳥文皿
染忖ARとドイツの花文ティ-ボール&ソーサー
染付中国人図ティーポット
花机パターンティーボール&ソーサー
柴垣に鳳凰文ティーボール&ソーサ
花文チョコレートセット
風景文カップ&ソーサー
黄地カマイユ風景文ティーボール&ソーサー
子供文カップ&ソーサー
村人文カップ&ソーサー
〈パゴダ〉
〈歩く中国の少年〉
〈歩く中国の少年〉
〈歩く中国の少年〉
東洋人デスクセット
〈ガーデナー〉一対
〈母と遊ぶ子供達〉
〈愛の賛歌〉
〈春〉
コンポート〈三美神〉
〈トリトン〉
〈ゼフュロスとフローラ〉
〈芸術の女神〉
〈庭園の演奏会〉
〈ミュージックレッスン〉
〈家族の演奏会〉
〈動物達の演奏会〉
〈子供のイタリアンコメディ〉一対
〈ハーレクインとコロンパン〉
〈音楽の男女〉一対
〈マフを持つ女性〉
五感〈視覚〉
〈人形を持つ少女〉
〈恋人像〉
〈アイシスとガラテアのデュエット〉
〈ヴィーナスの誕生〉
〈水浴の後の女性像〉
〈子供とミルクを飲む子犬〉
〈絵本を読む子供〉
〈乳母車と少女〉
〈指をくわえる赤ちゃん〉
〈ワシ〉
〈崖の上の鷲〉
瑠璃金彩人物文透彫額皿
天使文透彫額皿
額皿〈アンフィトリテの高揚〉
額皿〈夏〉