別の個所でも述べましたが、某は、ピンクオレンジ、パープルピンク、レッドピンクなど、ピンク系統の色味に関しましては一家言（いっかげん）ございまして、なんなら、細かいピンク系統の色味の違いを感覚的に感じ取る事が出来ます。こういうのは、理屈ではございません。感覚（経験に基づく直感）です。

 こういうのを理屈（科学）でとらえようとするから、世界各地で、おかしな鑑別結果が出てくるのです。以前、タイのバンコクで、インド人から見せられた「パパラチアの鑑別書」には腰を抜かしました。「白」と「薄いオレンジ」と「薄い茶色」の混ざったコランダムを「パパラチア」として販売しておりましたからねえ。「パライバ」にしても、「パパラチア」にしても、色石を代表する高級宝石なのだから、美しさを伴わない石は、「パパラチア」としてはいけないし、「パライバ」としてはいけないと思うのです。つまり、美的感覚で絞りをかけないといけないと思うのです。

 ちょっと横道にそれましたが、この「まめ太くん」は、小さな巨人です。サイズは、「３．８８x３．４６x１．７０㎜」となっており、サイズの割には、場面（テーブルの面積）が広いです。「でも、ケツが深くないので、キラキラが出にくいんじゃないですか？」と心配なさる方もおられると思いますが、なぜか、驚くぐらいキラキラが出て参ります。しかも、ピンクの強いオレンジで、ピンク系統で最高峰の美しさを持っております。指に乗せて、お部屋の中で見られたら驚かれると思います。ついつい「ブラボー」と叫びたくなる衝動にかられます事でしょう（笑）。