２０２１年世界中で話題となっているビートルズ『ＧＥＴ ＢＡＣＫ』映像ドキュメンタリーであらためて注目されている６９年１月に連日行われた”ゲット・バック・セッション”。トゥイッケンナム撮影スタジオから始まりアップル・スタジオでのリハーサルを重ねて最後のライブ・パフォーマンスとなったルーフトップ・コンサートに至るまでを膨大な秘蔵映像と音源から再構成したドキュメンタリー３部作として遂に公開されました。かつての映画『ＬＥＴ ＩＴ ＢＥ』とは全く異なる編集内容でまさにファン待望の最新映像作品として絶賛の嵐です。今回新たに注目の初登場パートがある一方で多くの音源は部分的な再編集がされています。また公開されたセッション音源は最新リマスターにより驚異的な音質向上となりましたがシステム対応がないと通常ではマルチ立体音響音源は再生されません。また伝説のルーフトップ・コンサートは初の全曲映像公開ながら演奏中にインタビューが被さる編集となっており以前の映画同様に今回も一部カットされた内容だったのも映像作品としては仕方ないところ。この『ＧＥＴ ＢＡＣＫ ＳＯＮＧＴＲＡＣＫ』３部作では単なるサウンドトラック音源収録ではなく日付ごとのセッション音源から会話部分をほぼ除いて演奏だけをピックアップ。通常のステレオ音源とは異なる新たにマルチトラック音源からの独自編集によるニュー・ステレオ・リミックスで収録。より音の分離が際立った微妙に異なるチャンネル・セパレーションで聴くことが出来ます。さらに各ディスクで”ＯＲＩＧＩＮＡＬ ＵＮＥＤＩＴＥＤ ＶＥＲＳＩＯＮＳ”として編集カットされてないオリジナル音源も追加収録。ナグラ・リールテープのモノラル原音がステレオ化され邪魔だった映像同期P音もない最新リミックスでハイライト選曲ながら聞き比べると編集の差や音自体の違いが判ります。そしてルーフトップ・コンサートでの演奏中にインタビューが被る編集箇所は別音源を駆使して演奏だけを全曲ノーカット完全再現。映像ドキュメンタリーとは異なり音源自体を重視したコンセプト・アルバムとしてより一段と”ゲット・バック・セッション”を深堀出来る内容になっています。ビートルズ・コレクター注目の２０２１年最新オリジナル編集によるゲット・バック・セッション拡大改訂版アルバム３部作です。